パソコンの時計が毎回リセットされる、ずれる原因と対処法

長い間電源コードを抜いたまま放置していたパソコンや、購入してから何年も経過したパソコンによく起きるトラブルとして、電源を入れるたびにBIOS画面が出る、時計がリセットされる、あるいは狂ってしまうといった症状があります。
その原因と解決方法をご紹介。

パソコンの時刻が狂う原因は電池切れ

通常パソコンは電源コードを抜いても時刻は記憶されています。
これはパソコンのマザーボードと呼ばれるメイン基盤にBIOS(バイオス)と呼ばれるメモリがあり、このメモリに記録されているパソコンの基本設定を保持するためにボタン電池が利用されているからです。
電源コードを抜いて電気の供給がない時は、この内部電池で時計を動かしています。

BIOSとは
パソコンを起動するための基本プログラム。電源を入れるとまずBIOSが起動してパソコンに接続されているキーボードやマウス、HDD等の認識・制御を行い、設定に従ってWindowsなどのOSを起動させます。

このボタン電池の寿命は5年程度ですが、使用状況によっては10年近くもつものもあります。
電池が切れるとBIOSの設定が保持できなくなり、パソコンの電源を入れるたびにBIOS画面に入ってしまったり、Windowsを起動するたびに時計が2010年1月1日等にリセットされてしまいます。

マザーボードの電池交換で解決

切れた電池を交換すれば直ります。
デスクトップパソコンではコイン型リチウム電池 CR2032 が使用されているケースが多く、コンビニや100円ショップでも購入可能です。
消耗部品なので予備を持っておくのもいいかもしれません。

デスクトップパソコンの場合、電池交換は比較的簡単です。
交換はショートを防ぐため、パソコンの電源コードを抜いてから作業を行います。
パソコンのケースを開けてマザーボードを見れば、どこかにボタン電池があると思います。
ボタン電池はツメで引っかかっているだけなので、ツメを外し電池を新しいものと取り替えます。
パソコン内部は狭いので作業中に基盤を傷つけないよう注意しましょう。

電池交換後はBIOSの再設定が必要

電池を交換したらBIOSを再設定する必要があります。

  1. パソコンの電源を入れてすぐに「Delete」または「F8」を連打すると、BIOS設定画面に入ります。
  2. 時刻を設定する箇所があるので、「←」「→」「+」「-」キーを使い時刻を合わせます。きっちり合わせたい場合は時報に合わせるといいでしょう。
  3. 設定が完了したら「F10」を押します。
  4. 「Save to CMOS and EXIT (Y/N)?」と聞いてくるので「Y」「Enter」を押し、パソコンを再起動します。

Windowsの時計が先ほどBIOSで設定した時効であればOKです。
少しズレていてもインターネットにつながっていれば、Windowsが自動でtime.windows.comというNTPサーバーと同期するようになっているので、しばらくすれば正確な時刻にセットされます。